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JSGは本来ならば、実際の恒星を対象に行う望遠鏡のコリメーションを、仮想の恒星を再現することにより、昼間/夜間、室内/室外にかかわらず、ある一定の条件を満たせば、簡単に恒星を対象に行う望遠鏡のコリメーションと同じ状況を作る事のできる非常に便利なツールです。特に実際の恒星を対象にコリメーションを行うとなれば、「お天気」「恒星の追尾」「長時間の作業」というあまり有り難くない要素をクリアーしなければなりません。しかしこのJSGがあれば、必要最小限の時間と労力で最良のコリメーションを行う事が可能となります。
スイッチ兼ボリュームは、正面から見た時、ノブを反時計回りにクリックが効くまで回せばスイッチがOFFの状態であり、そこから時計回りにクリックが効くように回せばスイッチがONの状態となります。ボリューム機能によりこのONの状態となった時点で照射光の輝度は最大レベルとなり、ボリュームを時計回りに回す事でその照射光の輝度は無段階で低くなってゆき、ボリュームを時計回りに回し切った時点で照射光の輝度は最低レベルとなります。
JSGの使用方法としての理想は、空間に温度差や塵のないクリーンルームのような場所で、望遠鏡の光軸とJSGの照射光が完全に一致し、なおかつその距離が25〜75m離れている事が良いのですが、事実上そのような状況を得る事は難しく、また現実的には、このような条件を満たさなくとも、かなりのレベルのコリメーションを行う事ができます。ここで大事なのは理想値のみを追い求めるのではなく、あなたが許せる一番理想値に近い結果を得るための工夫です。
まず、ケース底部の1/4カメラネジでJSGをカメラの三脚に取り付けます。最高のコリメーション精度を得るために、JSGの光線が鏡筒の対物レンズに正確に直角入射するようJSGの高さと角度を調整することが重要です。そのためには、JSGと鏡筒を平坦な歩道や長い廊下に置き、地面から水平鏡筒の中心までの正確な高さを測定し、その高さをJSGの光線が地面に平行になる高さと等しくすることに努力しましょう。各機器が互いに直角に向くように水準器を使用します。 次に鏡筒を直接JSGに向け、鏡筒のアイピースで、実際の星を見るようにJSGの光点を探します。画像に焦点を合わせたりずらしたりして、アイピース内に見えるエアリディスク(ドーナツ状の光の輪)を注意深く見ます。この光点の焦点内像と焦点外像を確認することによって、その望遠鏡のコリメーションの状況を知る事ができます、具体的には焦点内像と焦点外像ともにエアリディスクの外周と内週が同心円であることが理想であり、これがその望遠鏡にとって最良のアライメント状態となります。
JSGの人工星の最大の特長は、高精度で加工された100μ穴から照射される光源です。光原が確認しやすいようフードも装備されています
アイピースでJSGの光点を見る事に慣れたら、コリメーションのさまざまな段階で光点の輝度を明るくしたり、暗くしたりして調整してみます。そして、異なる倍率を何段階か自由に使って、エアリディスクの不思議な細部を拡大してみてください。これら何段階かの確認によって、エアリディスクの外周と内週が絶えず綺麗な同心円であるならば、あなたの望遠鏡は完璧に近い光軸を維持しており、その望遠鏡の持つポテンシャルを最大に引き出せる状況にあると言えます。
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